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  高校入試でターイセツなこと、って何だ?!
「力のある算数 by Toppo」問題集について
<つつましくも古き日本の朝食か>

 主に小6生を対象としますが、「力のある算数byToppo」問題集について、少
しだけ説明させてください。

「この一冊の算数問題集をすれば、塾なんて中学受験を考えていなかぎり別に
要らないね!」と、言いたいわけです。のっけからいささか強気で自慢げな発
言なのでそこは割り引いて読んでもらえばいいのですが、少なくとも長年の経
験と知恵(ここは知識ではなく、あえて知恵と書かせていただきます)から導
き出した、いや、無理矢理にも引き摺りだした結晶みたいなものを、この算数
問題集の作成では込めたつもりです。

 内容的には、できる限りシンプルに作りました。「計算・文章題・図形」の
3つの構成です。あれもこれも詰め込んだ問題構成、基礎から応用まですべて
網羅した欲張りな問題集ではありません。スーパーやコンビニで売っている唐
揚げ弁当的な(まあ、その味付けは確かに美味しいんですが・・・)、いろい
ろ食材が詰まっている内容ではなく、あくまで素朴にお婆ちゃんが作る、ご飯
と味噌汁、それに漬物が一品ある、つつましくも古き日本の朝食に似ていると
もいえなくもありません。

 ただし、その見栄えに反して、ご飯と味噌汁は、きれいな水を使い自分の田
や畑で作った米と大豆からの手作り味噌を用い、その味噌汁のダシも利尻か羅
臼の昆布と上質な煎り雑魚を使っていますよ、と言いたいのです。しかし、そ
んなのは実際、食べてみなくてはわからないように、問題をやっていくなかで
しかわからないことなんですが・・・。

 中学に入って、必要な力、必要な知識というものがあります。確実にありま
す。国語、理科、社会の科目にもあるように、算数にもあります。なんでもそ
うですが無の上に載せる、発展させることはできません。まず基本があって、
確かな基礎があって、その上に新たなものを載せていくものです。

 その基本、小学校で身につけておくべき基礎と基本をしっかり演習、構築し
ていくために、この「力のある算数」問題集を作りました。中学生になって、
あっ、これ知っている、これも問題集をやったのでわかっている、というシン
プルな学力、ただそれだけを身につけることを目標としています。

 中学になって新たな学習内容がすっと受容できる力の形成、それ以上でもな
くそれ以下でもありません。そのために、小学校の5,6年の算数で、何をどれ
だけきちんと勉強しておかないといけないのか、またどこまで問題演習をして
おくべきなのか、さらに思考力はどの辺までもんでおくことが求められるのか、
それらをすべて、例題を含め問題と問題配列・構成(<A>と<B>の3段階ステ
ップ構成、及びテスト集など)のなかで、明確に説明、徹底して教えています。
(これは他の問題集には絶対ない、わたしの問題集の一大特徴です(言い過ぎ
ました・・・)。

 では、小学校で身につけておくべき基礎とは、いまの小5や小6の算数の教科
書と授業にあるのかといえばじゅうぶんではない、どうも危うい面を一部感じ
ています。これに基準を合わせて勉強しているだけなら、その算数の力は、中
学なってようやく見えてくるかと思いすが、どうもたよんないわけです。これ
をもうすこし具体的に書けば、中1で数学平均点65点なら、65点。中2で平均点
60点なら、60点。中3で平均点54点なら、54点。入試で平均点46点なら、46点。
こんな具合です。これではだめでしょう、と思います。

 特に基礎が大事なこの時期、ほんとにほんとに大切な小学高学年で、いい加
減な勉強だけはしたくはありません。また焦点の定まらない、あれもこれもし
た割にはその実、たいして力のついていない学習もできるだけ避けたい。わた
しが用いている上記の「基礎」とは、これをお読みいただいているご父母の方
が学んだ頃の確かな基礎と基本のことであり、さらにそれにほんのちょっとだ
け付け加えた知識を指しています。念のため。

 さて、そんなわけで、これは要る、これは要らないと識別、要るものは学校
の進度や学習内容に関係なくどんどん採り入れ膨らませ、要らないものは思い
切って削り落として作りました。わたしの頭のフィルターを通して問題や単元
を選別し、そして独自に問題を作りかつ構成してあります。

 中学でも小学でもいえることなんですが、標準的な問題と、いわゆるハイレ
ベルの問題が混在している市販の問題集の場合(熟用でも同じ)、標準が教科
書レベルに留まり、ハイレベルは中学入試の問題にいきなり入ってしまう、つ
まり、その中間の問題が欠落している作りの問題集がよく見受けられます。

 また、名前だけは最上級とかハイレベルとかついていますが、内容をよく見
ると大してハイレベルでもないよと思える問題集もなかにあります。反対に、
ドリル的な問題集を見ると、そのレベルは完全にいまの教科書に準拠していま
すから、単純な問題の羅列、生徒はその問題から自分なりにポイントを掴んだ
り、考えたりすることをどうもあまりしませんから、ただ訓練のための訓練し
かせず、解法の模倣で終わるだろうなあというものも目にするわけです。

 当たり前のことですが、勉強したら、勉強しただけの結果を残せということ
です。塾に通っているのなら、また○○ゼミや○会の通信教育をやっているの
なら、それだけの金払った結果を残せよと思います。けれども一体どれだけの
生徒が、外から観る形ではなくその中身で、まずまず納得いく結果を残せてい
るのでしょうか? もちろんそれは、わたしの問題集とて同様です。

 ただ、使い方と勉強の取り組み方がきちんとしておれば、そして最後まで勉
強を積み重ね仕上げることができれば、結果を残すことになにより力点を置い
て作っていますので、そこそこの成果は上げられるであろうと考えています。
またいまの力の弱い算数ではなく、力のある算数を確実に地道に勉強できるで
あろうとは考えている次第です。
 
 練に練った問題選択とその詳しい解答を通して、問題集全体に統一して流れ
ている作成者の秘かな意図や細かな部分での問題作成の工夫に気づくのは、な
により実践を通してでしょう。ですから、ここではこれ以上申し上げることが
できないのは残念です。ただ上で書きましたように、変な喩えにはなりますが、
ご飯と味噌汁、そして漬物の素朴な朝食には、隠されてはいるけれどしっかり
した材料とダシの味付けがしてあるよ、と想像していただければさいわいです。

「力のある算数 by Toppo」問題集のさらなる説明や問題イメージ、学習する
細部の項目などは下記ホームページに掲載しておりますので、もしご検討され
る場合はご参照ください。  

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