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§6 数学について思うこと VOL.4
<中1数学の勉強の取り組み方>
前回VOL.3で述べた総論のポイント4つ。
1.習ったことを忘れない!
2.ケアレスミスは最小限に!
3.復習、繰り返し、そして暗記!
4.わかることと出来ることは違う!を自覚すること。
この4つを如何に実行or自覚できるかに尽きるのですが、より具体的に視点を変えて中1数学について述べますと次のようになります。
はっきり申し上げて、中1数学の段階では実力をつける手段、応用問題に発展する単元はありません。全ては基礎の基礎、の内容です。正負の数、文字式、方程式、関数と比例、平面、空間図形の単元ですが、高校入試の問題比率で言うと10%にも満たない。即ち、中2の後半から中3の最後までの出題単元の基礎、土台作りにあたるわけです。
土台作りの大切さは説明の必要もありませんね。しかし、今の公立中学の勉強の進め方でいいますと、ゆとり教育ということで、上記の5単元に1年もかける。中2の単元は8つ、中3は7つです。内容も難しく、レベルも高度になり、応用問題もやればいくらでもあります。さらに中3は1年もない、10ヶ月です。つまり、一言でいうとバランスがとても悪い。大切だが土台に時間をかけ過ぎ、その上に構築する数学の諸単元に十分な時間がかけられない、という矛盾、現実があることを知っておくのも何かの役に立つかもしれません。
さて全体的に見て、中1の数学の占める位置と内容がお分かりになったかと思います。ですからたとえ中1の数学でいい点が取れたとしても、安心は出来ません。よくあるはずです。中2の2学期から成績が落ち出した、と。また、中3になって、成績が伸び悩んでる、と。さらには、定期テストではまあいい点が取れるのに、実力テストや塾の学力テストではさっぱり、という声が。
それは大部分、当然な結果といえるでしょう。そうならない為にも、各学年に沿った勉強内容と勉強時間、そして努力が必要です。中1と同じように中2の数学、中2と同じような気持ちと思考力で中3の数学に臨んでは成績は上がらないでしょうし、それ以上に実力はつきません。では、中1の数学では、何をすればよいのか?
それは基礎の徹底です。一つは計算に徹することです。確かな計算力を身につけてください。正負の数、文字式、方程式と3つもの単元があるのですから。正確な計算とある程度のスピードを磨くこと!(私の見るところ、8割ぐらいの生徒はこの計算力が足りません)
次に、図形。問題を単に解いたり目で見るだけではなく、ノートを使って、立方体を中心に正八面体まであらゆる立体の見取り図を手書きですばやく正確に書ける訓練(入試で必要)、立方体をあらゆる角度から切って、その断面図を考える、折り紙で実際に展開から立体を作り上げるなど、こういう中に立体を深く見る目が養われ、当然しっかり記憶できるわけです。実は入試に繋がるのは、中1の図形ではこの作業から養われた目です。(あと大切なのは垂直2等分線などの作図とねじれの位置だけ) これは案外、学校でも塾でもしていません。ここが大切なんですがね。
あと一つは、方程式の文章題を数多く解いてそのポイントを考え、記憶することでしょう。以上です。
現在数学のテストの点が70点前後しか取れない生徒のすることは、まず、一番上で述べた基本をよく考え、いいと思うことは実行すること! また自分の中で、でたらめな部分は直すことが大事。そして計算からじっくり、たっぷり計算ルールを守ってやり直すことをお勧めします。
また90点前後取れてる生徒は、図形に対し、問題集やプリント以外に様々な試み(上で書きました)をして、見る目、考える目を養って<実力のもと>を磨いてください。
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次回、中2と中3の数学の勉強の仕方を書く予定です。
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