高校入試でターイセツなこと、って何だ?!
§53 メルマガでの英語学習のしかた
◎<横糸を通す>

 今回「実力をつける(中1・2・3)英語」というメルマガについて、公立中学の中1・中2・中3生対象に各学年ごとメルマガを配信してるわけですが、その利用のしかた、勉強のしかたについて、ちょっとお節介かもしれませんが、作者のメルマガ構成の意図や参考意見を書かせていただきます。

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●生徒自身が読む場合、以下の内容は省いて、スクロールして下の※印から読んでも大丈夫です。
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 基本的には自由自在に、ご利用していた頂いたらいいのだと思っています。このメルマガの趣旨から、大半が中学生であるわけですが、親子で利用して頑張られてる方もいますし、また私の知るところ、もう一度中学レベルの英語を基本からやり直したいと思われて、購読されてる若い人もいますし、ある目的を抱いて勉強されてる年配の方もおられます。頭が下がる想いです。

 その中で、中学生とその父母の方を想定して、以下述べていきます。
 ホームページ上にも書いてあるのですが、このメルマガでは、基礎はしません。それがどれほど多大な時間とエネルギーがいるか、また地道な勉強の積み重ねを必要とするか、十二分に知ってるからであり、メルマガの形式で簡単に対応しえるものではない、また実質、基礎作りの場面では効果もあまり得らるものではないということを熟知しているからです。
 
 但し、応用になると逆にできるかも知れません。習った範囲を中心に、実力を確認、プラスαなる知識を補強しえる、と考えております。学校の定期テストの問題レベル、実力テストの内容、私立入試の問題レベルと内容、公立入試の構成内容と傾向などは、職業柄知ってるのは当たり前です。

 そしてそれ以上に、生徒がどれだけミスをおかすかを、それも繰り返し繰り返しやるかを知っています。どこで躓くか、また習ったことをいとも簡単に忘れる現実も知っています。さらに、狭い範囲の文法的にはある程度決まった内容で出題される定期テストでは、たとえ85点ぐらい取れたとしても、実力テストになるとほっておけば65点ぐらいしか取れない生徒が多いこともよーくわかっています。

 生徒は縦糸しか紡がない。それがいかに脆いものであるか、生徒自身はよくわかっていない。横からちょいと押せば、ぐらつくでしょう。横っていうのは、実力のこと、実力テストのことです。それは往々中3になって気づくことが多いのですが、ひどい場合は、業者が行なう学力テストなんかで35点しか取れずに、本人ばかりかお母さんも大いに驚き、慌ててる姿がよくあります。本人も
お母さんも、普段の学校のテストで70点以上は取ってるので、よくは出来ないものの英語は普通の力はある、と思ってたわけですね。

 これは何が欠落しているのか? というより、私が知る限り、殆どの生徒に当て嵌まることなんだけど、自分の目の前のこととほんの1、2週間の過去のことしか見えていないことがあまりにも多すぎる。英語はね、積み重ねの学問なんです。前に習った単元を大切に守って、今習ってる項目を理解、暗記していく。その量は学期が進むに連れ増えていく。学年が進むに連れ増えていくんですよ。また、増えていって当然なんですね。

 こんな単純な理屈は誰だって知っている。ところがおかしいことに、現実の生徒はそうはいかない。そうはいかない具体例を書け、といわれれば、大小さまざま50以上は軽く挙げられます。

 ごく小さな例を一つだけひけば、some とany がある。中1の2学期で習いますね。some は肯定文で、any は否定文と疑問文で用いる、と。そしてsome とanyのあとは複数名詞が来る、と。中2・3生でも英語の苦手な生徒は、some とmany を混同して訳す生徒もいますがそれは置いといて、文の転換問題で、かなり注意して言っても、肯定文から疑問文(or否定文に)にせよ、では最初から間違う生徒がいる。注意力が足りない。

 ところが1週間後では、前の続きで問題を進めていくと、さらに間違う生徒が増加する。注意力どころか文法、語法そのものを忘れてしまうのですね。そんなことの直しと説明を5、6回繰り返し、やっと定期テストではほぼ全員間違うことなく出来るようになる。しかし、これを実力とは言わない。中2でどこでもいいのですが、たとえばThere is 〜構文を習う。その中にぽろっとこの、someとany が出たときに、疑問文に転換した際、難なくスムーズにsome からany に書き換えられる生徒は2割がいいとこではないでしょうか。それを基礎の実力というのですね。

(補足ですが、勉強が進めば、some,any は単数名詞(数えられない名詞の場合)にも用いますね。また、中2になればsome は疑問文でも一部使いますし、any を肯定文でも使う場合が出てく。それらは形容詞としてですが、不定代名詞の用法(some of 〜)もあるわけで、some 〜,others 〜 なんかの使い方も学んでいかねばならない。勉強するに連れ、知識は厚味を加えていかねばなりません)

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 実力は、普段の演習の中にあるのです。何も実力対策をしてわざわざつけるものではない。また、それですぐ身に付けられるものでもないでしょう。こうした認識のもとに、このメルマガは作成されてるのです。つまり、一言で言うと、横糸です。週に一度の横糸を通して、どうか縦糸をしっかり頑丈に補強してください。

 但しこの横糸は、やってみてわかるように、習った範囲中心の実力確認だけに留まって作っていません。単元ごとの文法テーマに沿って問題を構成してありますが、その比率は多くて7割前後に意識的にしてあります。あとの部分は、語彙やイディオム、前置詞など、生徒が日頃弱いところ、しっかり押さえて暗記しておかねばならないのに意外にできない箇所、ミスをしでかすところを1、2番で構成してあります。そして、実はこれが大切なわけですが、既習学習の問題をふんだんに取り入れてあるということです。

 また、こんなのまだ学校で習っていなよ、という問題が混じっているかもしれません。しかしそれは、高校入試や学力テストでよく出される問題であり、その学年でできたら押さえておいたほうがいいものを取り上げているのです。プラスαと捉えてください。比率的には5点未満に抑えているつもりです。

 このような意図で作られていますから、容易には85点や93点などの点数は取れないのではないでしょうか? 学校の定期テストで80点以上、また90点台を取ってる生徒でも、63点や56点を取る生徒が、お便りなどで結構多くいます。 しかし、厳しい言い方ですが、それがあなたの実力なんです。また、学校のほうでは70点以上を一応合格点にしてるところが多いでしょうが、そのあたりの点数では、このテストをすると半分も取れないと推測しますが。

 つまり、自分の英語の力を普段正確にはあまり知っていない、ということです。これは生徒本人ばかりでなく、親も、不思議なことに学校の先生も、あまりわかっていない場合がありますね。定期テストが返ってきて英語のテストの点数が87点。確かにガンバッテ、いい点です。本人ばかりでなく、親や先生の評価もいいでしょう。英語は大丈夫です、よくわかっています、と。別に心配な点はありません、この調子で進んでください、と。

 果たしてそうなのか?! 生徒の現実をよく観ますと、そうである場合もありますし、しかし、そうでない場合もしばしばあるのです。それはこの「実力をつける中学英語」を自己採点して判断してください。

・80点以上取れていれば、習ったこと全体がほぼ確実に身についている、実力も相当あると思い  ます。
・70点以上の場合は、まあ一応合格ですが、ちょっと実力的には物足りなさを感じます。甘いとこ ろを直してゆかねばなりません。
・60点前後の場合、よくわかってますとは言えませんね。習った基本が十分自分のものになって いない。実力もついてませんから、そのままの勉強のしかたでは大いに問題ありです。<この  ゾーンが一番多いような気がしますが>
・50点以下の場合。・・・?ですね。基本から、やり直しすべきでしょう。

 最後に、このメルマガを利用した後の、勉強のしかたのアドバイスを少し。
 ホームページ上にも書いてますが、それは「規則正しい継続と復習!」です。やりっぱなしはダメ! 自然に頭に入るものでは決してありません。時間を少しおいて、自分の頭でもう一度冷静に、わからないところ・間違ったところ・ミスをしたところを、ノートに問題ごと抜き出して、各3回〜各5回練習して必ず覚えることです。いま目の前にあることをしっかり考え、覚えることに専念することがまず大事です。

 その積み重ねがやがて活きてくるでしょう。そして、じっくりあわてないでいいですから、80点以上取れる学力目指して頑張って下さい。