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 中3の数学の問題集はどれをすればいいですか? 現在、数学の偏差値が現在60ぐらいです。

現在中3の男子生徒で、塾にも通っているとのこと。
いよいよ受験へ向けた勉強も、これから本格的になってきますね。

英語と社会の勉強、塾の勉強もあり大変でしょうが、どうぞしっかり取り組んでみてください。真剣にやれば、かなりの実力はつくはずです。中途半端にやれば、中途半端な結果となりますので、石に齧りついても最後までやり遂げる意志と、努力を傾けてください。結果は、そのあと必ずやついて来ます。期待しております。


さて、数学の問題集でどれをすればいいのか?のご質問につきまして。

「数学は小学生の頃から好きで、得意科目ということになっていますが、テストをすると、いつも偏差値は60程度です。」

わかりました。数学の実力は、実は2種類あります。
一つは学校の実力テストや塾の学力評価テストの数学問題に対する力、もう一つは、入試問題に対する力、です。7割ほどは重なっていますが、3割ほどは微妙に違います。

いまの数学の偏差値60程度というのは、明らかに前者です。定期テストなどはそこそこいい点数が取れているのだと思われますが、いままでに学習した全体のなかで出される問題やテストには、基本問題なのにミスはあるは、また関数や図形のやや応用的な問題(まだ決して本格的な応用ではありません)には対応する力があまりなく問題も解けないなど、そのレベルが60前後に相当します。

つまり、中1と中2で習った基本とその裏にあるやや応用的な問題に対する力をもっと磨く、復習してその範囲の知識をより確実にしていく、その勉強がいま必要というか、この夏の急務でしょう。

その勉強に向いているのが、「中3数学実力テスト対策問題集」になります。英語と同じで、第1回と第2回をすれば、これまでの基本の復習ができ、かつ夏休み明けの対策になります。きっちり勉強すれば、即ち問題集に載っている問題をほぼすべて吸収すれば(ノート直しは必須)、偏差値65までは確実に上がるでしょう。これをお勧めします。

それが達成できれば、偏差値65から70に押し上げる図形の問題集「<新版>入試図形の攻略」問題集(これは上で言うところの後者ですね)に取り掛かれるかと思います。これは生徒にとって歯ごたえがあるといいますか、難しいです。でも、それを攻略することが入試数学のレベルといえます。