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  高校入試でターイセツなこと、って何だ?!
§243 「Aクラス英語(中2編)問題集」について
<足りない力を伸ばす>

 この問題集は、中2で習う文法を12の単元に別けて構成してあります。各単元について、学校や塾で、また自分で一通り学んだとあとすぐに、その知識の深い定着を図るために、またさらに、公立及び私立入試に必要な、より高い実践的なレベルの知識の肉付けを中2の時点から図れることを目的として、皆様にはその最適な教材としてご利用してもらえるよう作りました。

 他の問題集にはない特徴と呼べるものがいくつかあります。
 この問題集だけではないのですが、わたしの作っている問題集は、問題集を解きながら同時に「教えている」形になっています。変な言い方ですが、問題を通して、これを学ぶ生徒に教えているのです。何を知り、何を覚えねばならないか、どこがポイントでどこまで深く、かつ拡げて覚え込んでいかねばならいのか、またミスをする箇所はどこで、それをできうる限り減らす(95%以上なくす)にはどうすればいいのか、問題を解き進めていくなかでそれらを生徒に考えさせ、時にはいやが上にも思考させ、そしてもうわかったからいいよ、もう十分にできるようになったからいいよ、と生徒に実感させるまで問題を展開させています。

 しかしそれは、ドリル演習のような単純・単調な繰り返しでは決してなく、あくまで注意力と緊張感を持たせ、そしてなにより生徒に考えさせる問題編成にしてあります。それでも時間が経てば、たとえ成績がいい生徒でもその覚えた知識に揺らぎが出てきたり、記憶に曖昧さがにじみ出て来たりするものですから、またついうっかり単純なミスをするのを識っていますから、その頃合を
見計らって、繰り返しの問題(文法だけに留まらず、単語・熟語・慣用表現、また暗記しておくべき基本構文など)を入れてあります。ひとつの知識を完全無欠に手の内に入れるとは、こういう行為の積み重ねです。

 最上級や最高水準の市販のまた塾専用の問題集には、<難>というレベルの問題があります。しかし英語に関してだけですが、<難>の内容は2つのタイプがあるだけだといってもいい。1つは、まだ習っていないだけでまったく知らないから「難」と感じるものと、もう1つは、英語の長文問題の中での高校文法が混じった文やその長さから来る英文解釈で感じる「難」です。後者を必
要とする生徒は中3の後半からやればいい。しかし前者の「難」は、知らなければ知ればいいだけのことです。そして覚えればいいだけの話しです。(この単に覚えることが、現実の生徒の中ではどうも浅く、力が弱くちぐはぐであることは十二分に承知していますが、また別の話しです。) 多少は理解が伴いますが、覚えれば済むものは、英語の勉強の中では簡単なことです。いや、その心意気で勉強することが大事なんですが。それを<難>と呼ぶのは、どうか。

 それらはふつう、中3の後半になって入試対策のなかで急激に学んだり、また覚えようとする傾向が強いわけですが、そこでほんとうに学び、吸収し、力をさらに磨くべく重点を移さねばならないのは長文読解力とその対策です。それを支える文法力、単語や熟語などの語彙力、また基本どおりなら和訳できる力や簡単な文なら書ける英作力などは、完全に中3でしか学べないものは除いても、それまでにそこそこは身につけておきたい学力といえるでしょう。

それが実は大いに足りないのです。見えていないのです。下の問題集の構成を見てもらえばわかることですが、学校で習う中2の文法は過去形や助動詞、不定詞や比較など他さまざまありますが、その学習知識は、ひと言でいうなら「幅と奥行き」が足りないのです。もっと深く、またやや幅も広げて学んでおく必要があります。これは痛切に感じます。そしてもう1点、文法の単独問題
ばかりか長文読解に欠かせないものがあります。それは、9番以下の接続詞、前置詞、名詞・代名詞、形容詞・副詞の4つの文法単元です。これらは部分的に付随的に学習することはあっても、独立してまた系統立てて十分勉強することはまずありません。それゆえ、生徒の知識は通常、ここでは驚くほど弱い。また大きな穴を空けている状態であるといえます。

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1 過去形・過去進行形 2 未来形 3 助動詞 4 There is 構文・付加疑問文 5 不定詞
6 動名詞 7 文型(SVOO,SVC)8 比較 9 接続詞 10 前置詞 11 名詞・代名詞
12 形容詞・副詞
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 成績のいい生徒でも例外ではない。いや、むしろその至らなさを感じますし、実際経験上よく知っています。既存の学習内容から少し離れただけで急に力が弱くなる、つまり中2段階で学んでおくべき全体の実力になると、その範囲が縮小されて実はそれほどでもない生徒は、いまの公立中学の上位生の場合、かなりの割合を占めるでしょう。隅々までもっと勉強しなさい、といいたい。これらの課題と問題点を埋めていくにはどうすればいいか、またそれを具体的にどのように勉強させていけばいいのか、それを常に念頭に置きつつ創りあげたのが今回の、「中2‘上級’問題集」です。
 
 次に解答編。
 解答編では、当然解答があるわけですが、単に○つけだけをするのではなく、生徒がどのように問題をチェックすればいいか、知識を膨らませるために問題の箇所以外に何に注意してさらに覚えておかねばならないのか、それらを下線やカッコで示し、そして右欄の部分には確認しておくべき文法知識やポイント、また解く姿勢の注意点や考え方など、勉強していく上で大切なことを肉声に近い形で明記してあります。

 基礎となる勉強、これはほんとに大事で、時間と手間をかけて十分演習することが必要ですが、各単元それが済んだあと、何をどれだけ勉強しておくか、実力テストや入試へ向けて中2の間にどこまで実践的な知識をつけておくか、その対策と指標にこの問題集が寄与できることを願っている次第です。

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 <注>この「Aクラス英語(中2編)問題集」と「Aクラス英語(中3編)問題集」をまとめ合わせた問題集として、「トッポ先生の入試英語の攻略・STUDY」があります。中3学習との併用を考えた場合、こちらのほうが値段的にもずいぶん安くなっていますので、ご参考まで。
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